突然ですが、私は9月6日愛知県がんセンターの頭頚部外科で食道と胃の第4期のがんの宣告を受け、今日まで色々な検査を受け、近く24日治療方針について説明を受けることになっています。手術が出来ても声と食道と胃を失うと言われています。
命があれば、また、皆様のお話を聞くことができるかもしれません。
一昨年秋ごろから、喉に違和感があったのですが、本年5月の胃カメラでは食道も胃もきれいでかかりつけのクリニックでは何も見つかりませんでした。8月30日そのクリニックで胃カメラ検査をした時、食道上部に腫瘍が見つかり、9月2日の定期健診で紹介を受け愛知県がんセンターへ受診申し込みをしました。
9月4日に頭頚部外科を受診し、その日に諸検査を受け、9月6日の2回目の診察で上記の診断を受け、即日入院し、鼻からの栄養補給の訓練を受け、11日に退院して、自宅生活をしながら諸検査を今日まで受けてきました。
9月24日に頭頚部外科で診察を受け、今後の治療方針について説明を受けます。
以上の様なことで相談室をしばらく休むことにしました。皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、事情をご理解の上、お許しをお願い申し上げます。
相談の継続を望まれる方は相談室ショッピングをしながら自分に合う臨床心理士を見つけてください。私のように問題を指摘して直言する臨床心理士はなかなかいません。共感と受容で話をよく聞いてくれる臨床心理士は沢山います。その場合は自分で問題を見つけ自ら解決に向け努力して行かねばなりません。天は自ら助くる者を助く!。自らを助けようとしない人を助けるのは神様でも難しいのです。
ご自身で自分の問題を何とかしたい人は次のことを実行してください。
1 見た夢を毎日詳しく記録し、夢は自分に何を伝えようとしているか考えることです。夢は自分のたましいからのメッセージで、しかも、絶対的な直言だと思ってください。夢を記録しているだけでも、きっと良い出会いがあって、人生が拓けます。私は、今年の学会の事例発表の資料を作成し、これで良し、と思って寝た夜に、「砂漠の草原から頭の大きな雄ライオンが出て来て私に向かってくる、絶体絶命!」という夢を見ました。私は今ライオンのようながんに食われ様としています。でも、もし私がライオンのようになれたら生きる道があるのではないかと、勇気を奮い立たせようと思っています。私は今まで大人し過ぎましたから。
2 幼いころからの人に言いにくい、恥ずかしい、認めたくない、嫌な想い出を人は心の底に抱えています。それを詳しく自分自身への手紙として書いてください。それは昔の思いだしたくないことですが、自分にとっては真実在ったことです。現実に在ったことの真実、それは虚しくないのです。般若心経の終わりの方に「能徐一切苦、真実不虚」とあります。能徐一切苦、つまりすべての苦を除く。般若心経は心理療法の経典なのです。そして私たちの前にあるもの見るもの聞くものすべては色即是空、空即是色で一切頼りにならないのだけれど、自分が経験した過去の現実の真実、それは虚しくないと言うのです。この説は金岡秀友著『般若心経』の最後の方に書いてあります。私は昨年と今年自分を事例として学会に発表し、自分について色々と詳しく思い出しました。それは自分を非常に強くしたと思います。ですから、自分の過去の恥ずかしいこと人に言えないことなど、夢が中々わからない人や自分が無くて立ち上がれない人に自分への手紙を書いてもらいました。するとそれを実行した人は確実に効果がありました。これを実行すると自分の腰が据わるようです。皆さんにお勧めします。般若心経による心理療法だと思って一人で努力して見てください。
命があって、元気になりましたらまたお会いしましょう。
病状については、また、ブログに書きます。
西村洲衞男