病状報告(2019年11月1日)

 西村先生が闘病中に書かれた病状報告です。

201910月に受けられた手術が無事成功したのも束の間、先生にとっては厳しい闘病生活の始まりでもあり、この時期はうつ状態ともいえる状況だったように思います。そんな中で、歩く訓練につき合って下さった方々にはとても励まされたようです。

 

20191101 病状報告

 

一昨夜眠れなかったので、追加の眠剤を依頼した。ところが、夜中の3時過ぎに目覚め、それからずっとうつらうつらして過ごし、朝の栄養剤を入れてお茶も入れられ、胃がもたれて仕方がない。胃が働いていないようなのである。気持ちが悪く、嘔吐することもできないので横になったら11時ごろまで寝てしまった。10時に歩きエスコートのKさんが来て下ったが、私は眠っているので10分おきくらいに覗いてくださったらしい。11頃私も気が付いて、それでも起きられないので、11時半まで待ってもらって歩きに出ることにした。そこへ丁度Hさんがお出でになったので、すこし、歩く練習をして、外の公園の桜の落ち葉の上をあるくことができた。それで、気持ち良くなって横になったら、また寝てしまった。起きたのは5時頃であった。追加の睡眠剤がこんなに良く寝る薬では生活リズムがくるってしまう。体力気力が日に日に低下しました。私がこんな不満を漏らすと男性の看護師が別のお薬を出しますと云ってくれて、昨夜の途中覚醒ではそれを入れて3時間ほど眠り満足な眠りになった。

 

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